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先日のセミナー1日目報告のつづき。

2日目の午前中は、リビングワールド/働き方研究家の西村佳哲氏に「”自分たちの仕事”をつくる」というタイトルで、ワークショップをおこなっていただきました。

朝10時からと少し早い時間からのスタートだったのですが、2日目(特に交流会があったことが大きい)ということもあり、参加者のみなさんがフレンドリーな感じ。

ワークショップの内容は、まず西村氏の著書「自分をいかして生きる」(筑摩書房)で一番に紹介されている『海に浮かぶ島』のお話からスタート。
現在僕らが生きている中のほとんどが人の仕事に囲まれていて、常に触れています。特にお気に入りのモノは、つくり手の「あり方」や「存在」も感じていたりもしますよね。実はその根底にある自分自身の「あり方」や「存在」(姿勢や態度)を表現/受信するワークショップでした。

3人一組になり「仕事について今感じていること」をテーマに対話します。話すだけでなく聴く人にも課題があり、ちょっとした緊張感がドキドキ/ワクワクを誘ってくれます。

「頭で考える・・・つまり思考は理想のイメージであり、少し自分と距離があり、しかもちょっと前の古い考え。しかし、経験して生まれる言葉は実感であり、十分に人に伝わる」というお話は、社会で生きる人として忘れてはならないコミュニケーションの基本であることを思い出させていただきました。

コミュニケーションとか表現って多様と思われがちなんですが(もちろん多様ではあるんですが)、数学的にちょっとずつ因数分解していくと、生きている自信の根源にある「今どうありたいか?」というと動機から始まっているんだ!と気づかせていただいた有意義な時間でした。

2日目の午後の選択プログラムは、僕は分科会Cのコーディネーターをしてましたんで、後日、もう一人のmaru lab.スタッフの船津丸に書いてもらおうと思いますので、お楽しみに!(どんだけ引き延ばすんかい!

樋口