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「福祉をかえる『アート化』セミナー福岡」参加者募集

「福祉をかえる『アート化』セミナー福岡」参加者募集

平成23年度 福岡市共働事業提案制度として採択された「障がい者アートプロジェクト事業」のプロジェクトのもう一つの催しとして、来年1月14日(土)~15日(日)の2日間「福祉をかえる『アート化』セミナー福岡」を開催いたします。 九州で初めての開催となる本セミナー、障がいのある人たちのアート活動を仕事(日々の営み)としての展開を開拓するために、人材育成とともに障害のある人たちの新しい仕事を生み出すノウハウを学びます。 つきましては、本日よりセミナーの参加募集を開始いたします。セミナーの講師、プログラムなどは続きをご覧ください。なお、定員が各日100名(先着順)となっておりますので、お早めの申込みをお願いいたします。(15日より申込みスタート) * 福祉をかえる「アート化」セミナー福岡 ~障がいのある人へのアートサポーター入門講座~ 障がいのある人たちのアート活動は全国的に盛んになり、近年では、福岡市内でも活動の中心としている事業所や作業所が増えてきています。しかし、Tシャツやカレンダーなど事業所毎のオリジナル商品としての展開は増えつつも、著作権の2次使用や企業などとの商品展開、また、作品を販売する巡回展など、施設外での販路や公共へのアウトプットは未だ発展途上の状況です。 本事業では、「障がいのある人たちのアート活動の可能性を広げる」を目的に、福祉施設スタッフや表現活動をサポートする人たちを対象に、アート活動の可能性を考える講義をはじめ、作品や著作権などの管理、アートを仕事に展開するノウハウなどを学ぶ「福祉をかえる『アート化』セミナー 福岡」を開催します。また、同時に障がいのある人たちのアートを行政や企業と共働し、公共施設などの市民が集う場所へ作品を展示する「fukuoka plus gallery」も開催します。 このプロジェクトは「支援」ではなく、障がいのある人たちと対等な関係を官民共同で築き、新しい「共働」を福岡という街に根付かせることも目的とし、福岡市の「福祉力」と「文化力」の向上を目指すと同時に多様性を包括できる「まちづくり」の一環としても考えます。 【開催日】2012年1月14日(土)~15日(日) 【会 場】ふくふくプラザ(福岡市市民福祉プラザ)地図を開く 【定 員】各日100名 【対象者】福祉事業所/作業所職員、美術関係者、教育関係者、 アート活動に興味のある方など 【参加費】6,000円(1日目:3,000円、2日目:1分科会につき1,500円) 【主催】障がい者アートプロジェクト実行委員会(福岡市、NPO法人まる) 【協力】財団法人たんぽぽの家、株式会社C.E.Works、アリヤ出版 プログラム 1月14日(土) 10:00~11:00 受付 11:00~11:15 主催者あいさつ、オリエンテーション 11:15~12:15 基調講演「福祉をかえるアート活動の可能性」 播磨靖夫 財団法人たんぽぽの家 理事長(奈良県) 12:15~13:30 <休憩> 昼食は各自でお願いします。 13:30~15:00 実践報告「施設をこえたアート活動の可能性」 福森伸  社会福祉法人太陽会 しょうぶ学園 施設長(鹿児島県) 関根幹司 株式会社愉快 studioCOOCA 施設長(神奈川県) 原田啓之 社会福祉法人JOY明日への息吹 アトリエブラヴォ 副施設長(福岡県) 15:10~16:00 ディスカッション、質疑応答 16:00~16:15 あいさつ、2日目の説明など <一時解散> 18:00~20:00 交流会(会場:「ざうお」天神店 会費:4,000円) 福岡市中央区長浜1-4-15  TEL:092-716-9988 1月15日(日) 9:30~10:00 受付 10:00~12:00 選択プログラム1「アートで社会とつながるノウハウ」 分科会A「福祉施設のアート化」 新川修平 NPO法人100年福祉会 片山工房 施設長(兵庫県) 吉田修一 NPO法人まる 工房まる […]

座談会はじめます・・・

座談会はじめます・・・

当法人のもう一つの事業「コミュニケーション創造事業」の企画として、今月の30日(土)に座談会「○座<まるざ>」を開催いたします。 第1回目のゲストは、滋賀県にある「やまなみ工房」施設長の山下完和(やましたまさと)氏をお招きし、障害のある人たちの表現活動から生まれる新たな価値観をどのようにアウトプットしていくのか?表現活動の場をどのように創り出しているのか?といった切り口でお話しいただき、参加者のみなさんと意見交換をしていきたいと考えています。 また、今回は特別に「やまなみ工房」のスタッフも4名参加いただけることで、団体としての姿勢やサポートする側の心得などもお話しいただけたらと思っております。 障害のある人たちの表現活動をサポートしている方はもちろん、福祉という分野以外の方にもご参加いただき、いろんな角度からの意見交換ができればと考えております。たくさん方のご参加、お待ちしております! 【日 時】2011年7月30日(土) 18:00~20:00 【会 場】工房まる(野間のアトリエ)      〒815-0041 福岡市南区野間3-19-26 【参加費】500円(1ドリンク付) 【ゲスト】山下 完和 (社会福祉法人やまなみ会「やまなみ工房」施設長) 1967生まれ 三重県伊賀市在住 高校卒業後、プー太郎として様々な職種を経た後、1989年5月から無認可作業所「やまなみ共同作業所」に支援員として勤務。その後1990年に「アトリエころぼっくる」を立ち上げ、利用者とともに活動する。陶芸を中心に表現活動をしているグループ「ころぼっくる」では、互いの人間関係や信頼関係を大切に、一人ひとりの思いやペースに沿って、伸びやかに、個性豊かに自分らしく生きる事を目的に様々な活動に取り組む。2008年5月からは施設長に就任し現在に至る。 「○座」は、円卓を囲むようにいろんな立場の人たちが発言できる座談会を目指しています。 毎回、さまざまな分野からゲストを招き、そのお話から参加者各々の感想や質問を通じて、いろんな討論をしていきます。 世の中には、いろんな分野から「社会」「人」を主語として、さまざまな切り口から新たな発信をされている方々がおられるのですが、そのような方との出会いといったら、講演会に参加して壇上でのお話を聞くことくらいで、ゆっくりお話しするチャンスも少なかったりします。しかも、その講演会よりも、『その後に行われた関係者との食事会のお話もおもしろかった』なんて話をよく聞くこともあります。(苦笑 「○座」は、その食事会のような雰囲気でお話しできる場を最初から提供させていただき、ゲストと参加者のアイダをつなぐ有意義な場をつくり、継続的に開催していこうと考えています。 注】当日のドリンクはアルコールもご用意していますが、車でのご来場の方はご遠慮いただきます。 また、車は近くの有料駐車場を利用いただくことをご了承ください。 フライヤーのダウンロードはコチラから (PDF:1.8MB) ※ 参加をご希望の方は事前申込が必要です。 メール、電話、FAXで下記のお申し込み先へご連絡ください。 お申し込み お問い合わせ先 特定非営利活動法人 まる (担当:樋口、船津丸) 〒 815-0041 福岡市南区野間3-19-26 TEL 092-562-8684  FAX 092-562-8688 mail marulab@maruworks.org  

「臨床するアート」福岡セッション 開催

「臨床するアート」福岡セッション 開催

3月5日(土)に、九州大学総合研究棟(バイオメディカル・リサーチ・ステーション)のセミナー室105号・サイエンスカフェにて「臨床するアート」の福岡セッションを開催いたします。 maruも本格的に障害のある人たちとのアート活動を主体的に行うようになって10年ほどが経ちます。現在はアートを仕事につなげる現場や、共同運営しているエイブルアート・カンパニーの活動などが全国で放送されたりと大きく取り上げられたりしていますが、このセミナーでは、そのような原点となる「なぜアート活動が必要なのか?」という問いかけから、医療の現場や在宅で治療されてる方との取り組みなどの事例をもとに「アートの可能性」をみなさんと考える場をつくたいと思います。 事前申し込みが必要ですので、参加を希望される方は続きをご覧ください。 「臨床するアート」福岡セッション<color=”#6495ed”> 多くの人々が孤独を感じ、生きにくさをあじわいながら生きている現代。私たちのいのちが分断され、つながりが本来もっている豊かさを失ってしまっています。このような関わり合いが求められる時代において、アートはもう一度私たちの生の豊かさを恢復してくれる力をもっているのではないでしょうか。現代社会がもつさまざまな課題と向き合い、臨床の現場へとおもむくアートの実践を通して、もう一度いのちの根につながるアートの可能性を考えたいと思います。そして、おたがいにおたがいの生を愛しみ、よりよく生きようとすることを支えるアートのありかたについて考えます。 【日 時】2011年3月5日(土) 13:30~17:15 【会 場】九州大学 総合研究棟(バイオメディカル・リサーチ・ステーション) セミナー室105号・サイエンスカフェ 〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 【参加費】一般:1,000円 / 学生:500円 【定 員】80人(定員に達し次第、締切となります) 【主催】財団法人たんぽぽの家 【共催】特定非営利活動法人まる 【協力】アートミーツケア学会  平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業 関連企画:「臨床するアート」奈良セッション → Click 関連企画:「臨床するアート」東京セッション → Click プログラム 13:00-13:30 受付 13:40-14:30 講演「アートは病院をかえる」  病院におけるアート活動は、病院にどのような変化をもたらすことができるか。大阪市立大学病院では、「職員が元気に働いている病院が一番患者さんを元気にする」との考えのもと、アートプロジェクトに取り組んできました。病院というコミュニティに気づきや学び、変革をもたらすアートの可能性、そして病院でアートに取り組むための仕組みについて考えます。 山口悦子 大阪市立大学医学部附属病院安全管理対策室専任医師、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。専門は、医療安全学、グループ・ダイナミックス(社会心理学)、小児血液腫瘍学。アート活動導入を医療の改善活動と位置付け支援する病院の委員会の委員も兼任。 14:40-15:20 事例報告 ①「地域に開かれた病院を創出する-やさしい美術プロジェクトの取り組み」 学生有志、アーティストとともにはじまったやさしい美術プロジェクト。病院や福祉施設との繰り返し行うやりとりで、広がりと深化をとげてきました。「生きること」「死ぬこと」に直にふれる現場でどのようにアートの可能性を開いているかを報告します。 高橋伸行 名古屋造形大学アートプロデュースコース准教授、やさしい美術プロジェクトディレクター。病院や発達障害支援センター等へのアートの導入に取り組む。2010年には瀬戸内芸術祭の一環として、ハンセン病の療養所に滞在し展覧会を実施。 15:20-15:40 事例報告 ②「子どもと家族の生を支えるアートプロジェクト-子どもホスピスという可能性」 医療を受ける子どもたちの成長・発達を支える院生等の取り組みを紹介するとともに、重い病気や障害のある子どもの生を支える子どもホスピスとは何か、院生とのプロジェクトを紹介しながら、生きることこそがアートであり、それぞれの「生き方」にどう関わっていくかについて考えます。 濱田裕子 九州大学大学院医学研究院 准教授。医療を受ける子どもたちの成長・発達を支える院生等の取り組みを紹介するとともに、重い病気や障害のある子どもの生を支える子どもホスピスとは何か、院生とのプロジェクトを紹介しながら、生きることこそがアートであり、それぞれの「生き方」にどう関わっていくかについて考えます。 15:40-15:50 休憩 15:50-17:00 対談「生を愛するアート・生を実感するアート」 人それぞれに、それぞれの事情があります。それぞれの諸事情によって何が美しいか感じるのは異なってきます。美が多様であると気づくとき、私たちは人間の生き方や心情もまた多様である事が実感できます。これこそアートの可能性ではないでしょうか。アートを介して人を、自然を、社会を、何よりも自分を知ること。それぞれの生き方や心情を伝え共有すること。そこから人と人の新しいつながりが見えてきます。 目黒実 1994年、日本初のチルドレンズミュージアムを福島県でプロデュース。その後、兵庫県篠山市で廃校になった中学校を、故河合隼雄氏とともに、チルドレンズミュージアムとして再生、沖縄県では、老朽化した「こどもの国・動物園」を、未来系の動物園と、ワンダーミュージアムとして再生する。現在は、九州大学大学院の統合新領域学府ユーザー感性学専攻の特任教授として、実践子ども学、子どもの居場所論、物語論を担当。また、絵本カーニバル、子どもの本のカーニバルを全国で実践活動し、グッドデザイン賞など多数受賞。 *著書 『チルドレンズミュージアムをつくろう』 『学校がチルドレンズミュージアムに生まれ変わる』 播磨靖夫 財団法人たんぽぽの家理事長。アートミーツケア学会理事。特定非営利活動法人日本NPOセンター前代表理事。芸術の社会化・社会の芸術化をめざし、エイブル・アート・ムーブメントを提唱。アートとケアをテーマにした人の生きやすい社会を提案している。 17:00-17:15 質疑応答 […]