2012年9月に「ユニバーサル都市・福岡フェスティバル」の関連事業として開催した「公共施設における障がい者アート展~fukuoka plus gallery~」が好評を博したことから、2013年からは「TOKIMEKI PROJECT」の事業として市役所1階にある市民アートスペースにおいて一年を通じた展示を実施しております。
「ときめきプロジェクト」では、「障がい者施設の商品が身近にあふれる街」を目指し、魅力的な障がい者施設の商品力・販売力の強化、また商品や作品の情報発信など様々な取組を行なっています。近年、福岡市内の施設ではアート活動も活発におこなわれており、作品を活かしたオリジナル商品の開発、企業とのコラボレーション企画など、さまざまな動きも生まれてきています。
本企画展では一年を通じて、そのような市内各施設で活動する作家の作品(表現活動)紹介を行なっていく予定です。ここを訪れるたくさんの方々が個性溢れる作品に触れ、障がい者と社会がつながりを持つ、小さなきっかけの一つになれば幸いです。
2017年度の1回目となる今回は、福岡市内の障がい者福祉事業所に「思い出」をテーマに作品を公募し、84点(14事業所 /80人)の作品が集まりました。その中から17点(14事業所/17人)を選考させていただき、この会場で2017年8月1日(火)〜10月31日(火)に作品を展示します。
障がいのある人たちの表現作品がまちを彩り、鑑賞者をはじめ、さまざまな分野の方々とつながるきっかけになればうれしいです。
【展示作家/作品名】
簑田利博「市内電車沿線風景」(ひまわりパーク六本松)【中央区】
米光麻美「ねこ」(葦の家)【城南区】
大成楽「いっぱいつまった思い出」(工房まる 野方アトリエ)【西区】
山田恵子「向日葵」(工房まる 三宅アトリエ)【南区】
長野雅大「春の思い出」(福祉作業所そら 金武)【西区】
ノボタン「ある夏の思い出」(Be Smile事業所)【東区】
豊坂真一「鹿」(板屋学園)【早良区】
nakamura「ようちえんの思い出」(ぽすと)【東区】
黒木浩「薪宮(相島のネコ)」(ひまわりパーク六本松)【中央区】
山部裕太朗「イオンモール」(太陽・M)【西区】
H.A「グラバー園」(アトリエやまと)【東区】
安達栄二「願いがかなった思い出の2012年F1日本GP」(ふきのとう)【東区】
ユキカゼ(原画)・のりねこ(彩色)「ベタ(闘魚)」(タイム)【中央区】
佐伯綾香「修学旅行で行った思い出」(工房まる 野方アトリエ)【西区】
尾崎聡彦「いちご狩り」(板屋学園)【早良区】
高橋真人「Tanabata」(障がい福祉サービス事業所 愛)【西区】
吉田竹廣「イルカショー」(自立の里 大空)【博多区】
以上17名(14事業所)