今日は東京の「RE:PUBLIC」で「バウンダリーオブジェクトデザイン研究会」に参加。
「バウンダリーオブジェクト」って初めて耳にしたんですが、“境界をつなげる新しい作用のこと”だそうで、興味深い話しがてんこ盛りでした。
保育園がベーカリーカフェをはじめ、子どもだけでなく地域住民が毎日通う場所に変化した事例や、被災地のとある夫人が気軽に立ち上げたプレハブの寄り合いが健康相談所に変化し、新たな拠点を設立した事例などなど。
その後も、大量のもやしがテーブルの中央に積まれ、もやしのヒゲ取りをしながらコミュニケーションを楽しむ(シンガポール美術家のアート作品)事例や、ヤギがまちの除草をする事例、海外の高級車メーカーのアニメやカフェの事例などなど、驚きやユーモアだけを楽しむだけでなく、そこを掘り下げていくと重要なポイントが見えてきます。
ひと昔、ある大学の先生から紹介いただいたこの動画を見てほしいんですが、多くの人を踊らせたのは最初の裸踊りの男性ではなく、2人目の男性であり、この2人目の男性がムーブメントへと変革した存在であり、今日聴いた事例もこのような人の存在が大きいことに気付きました。
「!」や「?」を見逃さず、そこを追求していくとイノベーションのヒントも見えてきそうな気がしました。
樋口