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今月の16日から3月30日まで、(財)福岡市文化芸術振興財団との共催で「Life Map」と題し、展覧会を開催いたします。
展示・鑑賞ワークショップなど盛りだくさんの企画を用意していますので、みなさんの参加、心よりお待ちしております。
内容盛りだくさんなのでじっくり見てくださいね。 


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企画主旨

この展覧会では、5人の「こだわり」を観せていきます。
わけもなく好きで好きでしょうがない、これをやり出すとどうにも止まらない。
そういった突出した何かへの関心、興味、思い入れは、誰もがひとつは持っている。
もしくはかつて持っていたもの。
大人になると人前では止められてしまうようなこと、
それをはばかりなく「思う存分やる」となったらどうなるのか。
―――― きっととてつもなく面白いのではないか。

その人のごく私的な世界、他の人が見てもよく分からないかも知れない。
よく分からないけれど、なにかひっかかる。
そのひっかかりに向き合う時間や距離をたどることが「Life Map」のねらいです。

そしてこの展覧会では、その「こだわり」をどのように観せていくかに徹底的にこだわります。
会期中に行うワークショップを通じて展覧会場は塗りかえられ、
カフェトークや鑑賞ワークショップではさまざまな関係をつなぎます。
いわば、1ヶ月半という期間を通じて、「作品」と「ひと」との間でつくり上げられていく
『地図』と言ってもいいかもしれません。

それぞれの距離感、表現手段、作品として現れる姿。
それは「こだわり」と「関係性」が生み出す世界。
作品をさまざまな感覚で感じ、自分との接点をたどる。

作家は全員が福岡市在住。展覧会場には、作家が暮らす時間・空間を取り込みます。
「今、ここでおきていること」をいろんな感覚でたどり、読み取ったり、差違を感じたりしてみてください。

この展覧会で、「一人ひとりの『地図』が、少しだけ塗りかえられる」そんな小さな変化を期待しています。


企画概要

開催期間:2008年2月16日(土)~3月30日(日) 10:00~20:00
※ 無休 入場無料
会  場:ギャラリー アートリエ
福岡市博多区下川端町3-1 リ博多リバレイン 地下2階
出展作家:苧坂 ルミ、田中 茜、梅木 譲司(板屋学園)、梅木 鉄平(葦の家)、松崎 要(kara
関連企画:展示ワークショップ 3/1(土)
カフェトーク 3/8(土)
鑑賞ワークショップ 3/9(日)
クロージングパーティー 3/30(日)
主  催:(財)福岡市文化芸術振興財団、NPO法人 まる、福岡市
協  力:エイブル・アート・ジャパン、板屋学園、葦の家、kara、徳永昭夫(展示協力)
問合せ先:文化芸術情報館アートリエ <(財)福岡市文化芸術振興財団>(担当:宮崎)
〒812-0027 福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 地下2階
TEL 092-281-0081 FAX 092-281-0114
E-mail plaza-a@ffac.or.jp


作家紹介

苧坂 ルミ(おさか るみ)Click
1967年生まれ 板屋学園所属
とにかくマイペース。好きな時間に現れて、好きなときに姿を消す。
渡された紙にお気に入りのペンで、隙間がなくなるほど一面に描き埋める。
いくつも連なるこの「しま」は、一つひとつ「~しました」といった彼女の日記でもあるという。
ゆっくりと一つずつ「しま」を描いていく度にペンを置き、一呼吸。
過去の作品を振り返ったり、遠くを見つめたり・・・。
ひとつひとつの「しま」に潜む物語を探ってみたくなるような作品である。

田中 茜(たなか あかね)Click
1976年生まれ 板屋学園所属
「絵を2点描いて、大好きなコーヒーを飲みながら折り紙を楽しむ」という一連の流れがある。
目に入ってきた景色や看板の文字が頭の中に記憶され、それを自分なりに表現する。
コーヒーを飲みたい衝動からなのか、2枚目の作品は必ずコーヒーの絵になるという。
また、色を塗ったセロテープの立体物や、ティッシュを詰めた駒のような作品も独自で生み出している。
また、アトリエに自分の絵を展示し眺めることが好きで、気分により替えたりもする。
2007年には個展も経験し、文字を描いたカードでのコミュニケーションも幅を持つことになるだろう。

梅木 穣司(うめき じょうじ)Click
1982年生まれ 板屋学園所属
電車やバスなどを好む。
午前中の作業が終われば、描く時間が設けられる。
描きたい衝動が強く、身近にあるチラシやビニールなどに描いたり、
昼食の待ち時間には空中にも描いている。
定規を使わず真っ直ぐな線で描き、平面の被写体を見えない部分まで立体的に描くこともできる。
机の前にある日本地図。なんでもヒモで測る行為・・・。
空想の旅はとこまでも続く。

梅木鉄平(うめき てっぺい)Click
1979年生まれ 葦の家所属
施設スタッフに数字を描いてもらうことから、彼の創作活動は始まる。
色紙・鉛筆・のり・ハサミ・セロテープ・・・・。
今までいろんな道具を要求し続け、現在はセロテープで収まっている。
紙で切った数字や小石をセロテープで包み、何層も貼り込む。
突如、過去の作品から小石を救出し、新しい作品に組み込んだりと・・・。
その瞬間で感じることをカタチにする彼の創作は、間違いなく進化し続けていくだろう。
現在、施設スタッフに「ミシン」と要求しているのだから・・・。

松崎要(まつざき かなめ)Click
1981年生まれ kara所属
エレベーター・洗濯機・観覧車・スピーカー、TVゲームの写真を撮り続ける。
8年前から撮り続け、現在カメラは10台目。
自分の好きな構図で写真を撮り、パソコンで主に2点レイアウトし、A4用紙に出力する。
やり始めるととまらないので、最近では家族との約束で『1日8枚までの出力』と制限されている。
ちなみに、プリンターは3台目。
驚くことに、お気に入りの作品は捨てるのである。
休日には、家族やヘルパーと共に観覧車を撮影に行く。
誰も乗っていない観覧車を撮ることにこだわっているので、シャッターを押すまでに2~3時間は待つという。
彼が選んだ2点のレイアウトの真相を探ってみたくなる作品である。


関連企画

展示ワークショップ
日 時:2008年3月1日(土) 13:00~17:00
会 場:ギャラリーアートリエ
定 員:15名(参加費無料)
ファシリテーター:竹口 浩司(福岡県立美術館 学芸員)、鬼本 佳代子(福岡市美術館 学芸員)
中尾 智路(福岡アジア美術館 学芸員)
内 容:ファシリテーターのナビゲーションのもと、参加者が好きな作品を手に取り、実際に展示します。
「カタチだけでは語れない展覧会を一緒に作ってみませんか?」

カフェトーク
日 時:2008年3月8日(土) 15:00~17:00
会 場:カフェアートリエ
定 員:40名(参加費無料)
発表者:ホシノ マサハル(コミュニティアーティスト)
    「ミュージアム・アクセス・グループMAR」「クリエイティブサポート・レッツ
    「こどもアートスタジオ」などにかかわりながら、
     アートを通したさまざまなコミュニケーションのあり方を探っている。
津田 三朗(造形作家)
進 行:樋口 龍二(NPO法人まる 代表理事)
内 容:多様な価値観をアートを通じて多元的にアプローチしているお二人を招き、
    今回の展示やワークショップの成果を含め、個々の事例をもとにスライドトークを行います。
    「何気ない会話の中に、いろんなヒントが隠れているはずです」

鑑賞ワークショップ
日 時:2008年3月9日(日) 13:00~15:00
会 場:ギャラリーアートリエ
定 員:15名(参加費無料)
ファシリテーター:ギャラリーコンパ
         福岡で視覚障がいのある人たちと、目の見える、見えないといった互いの個性を活し、
         一緒にアートをシェアしているワークショップグループ。
ホシノマサハル(コミュニティアーティスト)
内 容:視覚に障がいのある人たちと鑑賞ワークショップを行います。
    個々の感性でコミュニケーションしながら愉しく鑑賞します。
    「新しい価値観やコミュニケーションを発見できます」

クロージングパーティ
日 時:2008年3月30日(日) 16:00~18:00
会 場:ギャラリーアートリエ
定 員:30名(参加費無料)
内 容:今回出展した作家をはじめ、作家の家族、所属施設関係者などを招待し、
    今回の企画展からつながった関係者や関心のある方々との交流会を行います。
   「関係がつながり、何かが始まるオープニングでもあります」


お申込み方法

参加を希望されるイベント前日までに、以下の項目を明記のうえ、下記事務局へFAX・Eメールでお申し込み下さい。
なお、定員になり次第締め切らさせていただきます。
1.お名前  2.住所、連絡先  3.勤務先もしくは学校名など  4.参加希望イベント


お申込み・お問合せ先

文化芸術情報館アートリエ <(財)福岡市文化芸術振興財団>(担当:宮崎)
〒812-0027 福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン地下2階
TEL 092-281-0081 FAX 092-281-0114
E-mail plaza-a@ffac.or.jp


フライヤー表面(JPG 348KB)
フライヤー裏面(JPG 136KB)

僕らも今回の企画を進めていく上で、新たな発見や物語と出会うことが多々あります。
その感動やユニークさを上手く伝えられるのか…。
日々、試行錯誤の連続です。

この展覧会は、みなさんとの関わりで変化していきますので、たくさんの参加者お待ちしております。