maru labは<障害>や<福祉>といった枠組みを超え、他者との違いを認め合える豊かな社会づくりのための情報発信サイトです。

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この度、一般財団法人住友生命福祉文化財団財団法人たんぽぽの家が、2006年より全国各地で開催している「ケアする人のケア」セミナーが来年1月に福岡で開催することとなりました。

当法人が運営する「工房まる」でも、障害のある人たちの<仕事><生活><ケア>の3つを柱にさまざまな活動を行っております。今までアートを主体とした活動はメディアなどでも大きく取りざたされておりますが、生活やケアを主体とした活動も地道に行っており、今回当法人が主体となり「ケアする人のケアセミナー九州大会実行委員会」を設立し、セミナーを企画運営する運びとなりました。

「ケアする人のケア」セミナー九州大会
支え合うコミュニティづくり
急速に進む人口減少や高齢化、単身世帯の増加により、これまでの地縁・血縁・社縁に基づいたコミュニティが失われ、農村部・都市部に限らず地域の力は弱くなりました。人と人とのつながりが希薄になり、ケアする人やケアされる人が社会的に孤立しています。介護や看護、子育てなど「ケア」の現場でさまざまな問題が起こっています。これらは医療・福祉などの制度だけで解決することはできません。とりわけ、ケアの際に生じる痛みや悲しみは制度で補うことはできません。
このような中、人と人とが協力しながらお互いに支え合うコミュニティづくりが各地で展開されています。
このセミナーでは、ケアする人、ケアされる人も安心して暮らすことのできるさまざまな取り組みや、一人ひとりの生き方を大切にしたケアのあり方についてともに学びます。
新たな「ケア」の創造に関心のあるみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

開催概要

日時:2014年1月19日(日)10:00〜17:00(9:20より受付)
会場:電気ビルみらいホール(3F)[地図を開く
   (福岡市中央区渡辺通2-1-82 共創館3F)
定員:300人
参加費:無料
主催:財団法人 住友生命社会福祉事業団、財団法人たんぽぽの
家実施主体:「ケアする人のケア」セミナー九州大会実行委員会
協力:NPO 法人まる
後援:福岡市、福岡県社会福祉協議会、福岡市社会福祉協議会、西日本新聞社

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プログラム

■午前の部

10:00~10:05 開会あいさつ

10:05~10:45 問題提起「地域は今―支え合って生きる」
過疎化は農村部に限らず都市部でも進んでいます。人と人とのつながりが希薄になっているだけでなく、インフラが崩壊しているところもあり、お互いの生活を支え合うための新たな仕組みが求められています。ケアする人、ケアされる人も生活しやすい地域づくりについて学びます。
竹川俊夫(鳥取大学地域学部 地域政策学科准教授/鳥取市)

10:45~11:45 対話「個のものがたり それぞれの介護のかたち」
身近な人が認知症になったら…。家族ゆえに傷ついたり、受け止めきれないことがあるなど、さまざまな心の負担を抱え込んでしまうことがあります。しかしそのような体験が、観点を変えることによって癒しや成長の機会となります。想像力とユーモアに基づく視点から生き方、老い、介護について考えます。
[話し手]岡野雄一 (漫画家/長崎市)
[聞き手]佐々木喜美代(アジア・エイジング・ビジネスセンター 上席研究員/福岡市)

■午後の部 支え合いのコミュニティに向けて 医・食・住の提案
12:45~13:45 〈医〉痛みを分かち合う
心の問題は外から見えにくいため誤解されやすく、理解が得られにくいことがあります。
とりわけ、ケアする人やケアされる人は社会的に孤立しやすく、問題がより深刻になりがちです。苦悩を抱える人へのアプローチやセルフケアについて学びます。
西村直之(あらかきクリニック院長、NPO法人リカバリーサポート・ネットワーク代表/那覇市)
佐々恭子(造形作家/福岡市)

13:45~14:45 〈食〉食卓共同体
家族が個別に食事をすることや一人暮らしによる「個食」が増え、心と身体の健康に影響
を及ぼしています。お茶の時間や食事を誰かと共にすることは、健康の源と言っても過言で
はありません。地域のつながりを再構築するコミュ二ティカフェの取り組みや、食を通して
心身の健康を支える実践について学びます。
椋野美智子(大分大学福祉科学研究センター教授/大分市)
田原京子(NPO法人 たすけあい組織鼓楼代表/別府市)

14:45~15:00 休憩

15:00~16:00 〈住〉終の棲家
人間にとって「いかによく生き、満足して死ぬか」は重大なテーマです。ライフスタイル
が多様化する中で、地域で安心して暮らすためにも、豊かな人生であるためにも、従来の地
縁・血縁・社縁を超えた新しい共同体のあり方を考えます。
市原美穂(NPO 法人ホームホスピス宮崎理事長/宮崎市)
堂園春衣(NAGAYA TOWER 事務局長/鹿児島市)、北村美樹(NAGAYA TOWER 社会福祉士/鹿児島市)

16:05~17:00 メッセージ―支え合いのコミュニティづくりに向けて
竹川俊夫、岡野雄一、西村直之、佐々恭子、椋野美智子、田原京子、市原美穂、堂園春衣、北村美樹
進行:佐々木喜美代

<一時解散>

17:30~19:30 交流会(参加費:2,500円<要申込み>)
           会場:スペインバル&カフェ「Esperanza
              福岡市中央区渡辺通2-1-82 電気ビル共創館 1F
           定員:40人(先着順)

※諸事情によりプログラムの一部を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

お申込み方法

次の申込事項を添えてお申し込みください。(申込先着順)
 ・お名前(ふりがな)
 ・ご所属 ※勤務先、ボランティア活動先など。特になければ不要です。
 ・ご住所(□ご自宅/□勤務先等)
 ・電話・FAX・Eメール
 ・交流会 参加/不参加  ※ご参加の場合は当日精算2500円

 ※お預かりした個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ使用させていただきます。

お問合わせ・お申込み先
 「ケアする人のケア」セミナー九州大会実行委員会
  〒815-0041 福岡市南区野間3-19-26 NPO法人まる内
  TEL:092-562-8684 FAX:092-562-8688
  E-mail carecare-seminar@popo.or.jp